みなさま、こんにちは。三重大学の國武(くにたけ)です。
もう8月も終わりですね。一年過ぎるのが早いです。
新型コロナウイルスの影響で生活が様変わりしてしまいましたが、お元気でお過ごしでしょうか。しばらくは今までの状態に戻ることは難しそうですが、出来る限りの感染予防対策をとってがんばるしかないですね。夏のマスク生活はなかなかつらいです。
今年はコンファレンスも中止となってしまいましたが、若手の会はオンラインWSが開催されます!画面越しですが皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
では、改めて自己紹介をさせていただきますね。
私は三重大学大学院生物資源学研究科の助教として勤務しております。三重大学は津市にあり名古屋から電車でおよそ一時間、大阪から特急利用で一時間半です。県庁所在地でありながらのどかな部分もあり、太平洋側で気候がよいのでここでの生活は結構気に入っています。ラボは7階建ての7階にあり見晴らしがとても良いです。前回のワークショップでの自己紹介で校舎ベランダからの写真でもお見せしましたが、海がすぐそばにあります。残念ながら山側に面しているため海を眺めながら仕事、とはいきませんが。私の居室では夏の西日のきつさが地獄のようです。
現在行っている研究テーマはAspergillus属の多糖分解酵素遺伝子の発現制御機構の解明です。主にA. nidulansを対象としてセルラーゼ・ヘミセルラーゼに関して解析しています。
所属する微生物遺伝学研究室(旧 応用微生物、微生物工学)では元々粟冠和郎先生(現在は特任教授として別の建物で勤務されています)と木村哲哉先生により嫌気性細菌由来のバイオマス分解酵素の研究や嫌気性細菌の代謝工学が進められていました。ですが、この研究室は元々糸状菌の発酵学から始まっており(大昔の実験ノートをみるとスクリーニング行脚で温泉地を回っていたりして面白い)、木村先生自身も(今は中断していますが)麹菌研究をやっておられるとのこと。なので気にせずカビの研究していいよ、とお許しを得まして現在に至るという感じです。
出身は大阪府で、地元の大阪府立大学に博士まで在籍していました。府大では川口剛司先生に師事しました。初めて授業で川口先生を見た時は明るめの茶髪だったので、大学って自由だな~と思った記憶があります。今でもなかなか型に嵌らない装いをしておいでなので、糸状菌コンファレンスではすぐに見つけられると思います。実質指導してくださったのは若手の会元運営委員の谷修治先生で、いまだにお世話になりっぱなしです。研究室に入ったころは敬語も碌に話せないヤツだったのですが、よく嫌にならずに面倒を見てくださったと思います。私が博士後期課程に進学したのはこのお方にそそのかされたからでした。
その後は名古屋大学の小林哲夫先生にポスドクとして雇っていただき、東北大との共同プロジェクトに参加していました。次回ブログ担当になると思われる静岡県立大の田中さんとはこれでご一緒していました。小林先生には言葉では表すことが出来ないほど現在進行形でお世話になっております。
現在の研究テーマは府大、名大で行っていたことがベースとなっており、糸状菌コンファレンスには学生のころから参加していました。
プロジェクト終了で次の職探しをしていたところ、農環研の北本博士に声をかけていただき、つくばの研究所で担子菌酵母研究に踏み出しました。このころはもうカビには戻ってこないかもしれないな・・・と若干覚悟を決めつつ酵母生活を楽しもうと思っていたのですが、縁あって現職に採用され初めての酵母&関東生活はわずか半年で終了しました。ですがこの時のつながりで、今でも北本さんにはよくしていただいています。
多くの先生方のご助力があって何とかここまでやって来れました。ありがたいことに昨年度は賞をいただくことが出来ましたが、自分一人の力では到底得ることが出来ないものであり恩師の先生方には感謝してもしきれません。そして今この仕事に就くことが出来たのもいろいろなご縁があったからで、つくづく人とのつながりは大切だと実感しています。これまで先生方に繋いでいただいた縁を寸断させないようにし、さらにネットワークを広げていかなければなりません。いい加減人見知り&受け身な自分から脱却しなければ・・・何年も思い続けていることです。この糸若会に参加している意義を改めて考えながら活動していきたいです。この会でいろいろ情報交換し、新しいことを始めたりすることが出来たらいいなと思っています。
皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
何となく気軽に出歩くことが出来ずちょっとストレス・・・運動不足解消も兼ねて、数か月放置しているリングフィットアドベンチャーを再開しようかなと思う今日この頃です。CMのガッキーかわいいよね。
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