産総研の玉野です

こんにちは。産業技術総合研究所生物プロセス研究部門(in 北海道センター)の玉野です。

2018年11月より糸状菌分子生物学研究会若手の会の運営委員を担当させていただいております。就任してからまだ1年1カ月と、日が浅いです。

そんな状況にもかかわらず、北海道で本大会が今年開催されることになったため、併催の若手の会WSで世話人代表を務めさせていただきました。当WSに参加いただいた皆様、また講師の先生方、本当にありがとうございました。

さて、最初のブログですので、自己紹介しますね。

改めて、玉野孝一(たまのこういち)、出身地は大阪府です。したがって“大阪人”ですが、大学院博士課程以降は大阪を離れて長く、カラーが薄まったからなのか、最近は“大阪人らしくない”と言われることが多いです。年齢は40代です。

国立研究開発法人産業技術総合研究所(略称:産総研)という、経済産業省所管の研究所で主任研究員として勤務しております。本部は茨城県つくば市にあります。それ以外にも日本各地に地域センターという支部のような拠点があり、その一つの北海道センターが今の勤務地です。入所後9年間はつくば勤務でしたが、2012年から北海道勤務になりました。

北海道センターは札幌市内の南東にあり、すぐ近くには札幌ドームやクラーク博士像で有名な羊ヶ丘展望台があります。写真は1年前に所内で取材を受けた際に、冬の北海道センターの建物入口で撮影してもらったものです。氷点下で降雪の多い状況での撮影でした。ただ北海道は建物の中は暖房が効いてとても温かいですし、四季を通じておいしい食べ物が多いので、結構快適です。ここでの生活をとても気に入っております。

次に経歴ですが、学部・大学院修士は大阪大学工学部・工学研究科に在籍し、日本生物工学会で現在会長をされている高木昌宏先生(現・北陸先端科学技術大学院大学教授)に師事しました。その後、医学の研究に興味を持ったことから、大学院博士は東京大学医学系研究科に進学しました。東大付属の医科学研究所にて笹川千尋先生(現・千葉大学真菌医学研究センター長)に師事しました。その後、日本学術振興会特別研究員PDを経て、2003年に産総研に入所しました。入所のきっかけは、恩師の先生から、産総研の任期付研究員の採用審査を受けてみてはと紹介いただいたことです。その後、任期無への移行審査も通過して、現在に至ります。入所時から上司は町田雅之先生(現・金沢工業大学ゲノム生物工学研究所長)でした。そこで黄麹菌(アスペルギルス・オリゼ)など糸状菌のゲノム情報の産業利用に関する研究を行ってきました。町田先生は昨年産総研を離れられたことから、現在は私と実験補助員2名と専門学校研修生1名の計4名で研究しております。

現在の研究テーマは、「黄麹菌など糸状菌を用いた有用代謝産物の生産」です。主に黄麹菌で遊離脂肪酸の生産性向上と高機能化について研究してきました。また他にも、企業との共同研究で先方の保有する別の糸状菌で二次代謝産物の生産性向上の研究も行いました。「生産性向上と機能改変」の方向性で進めております。 “今よりも多く作らせたい!”、“価値を高めたい!”ということに興味を持って研究しております。日常の主な実験作業は遺伝子組換えと代謝物解析です。

最後に、趣味はジョギングと水泳です。雪の無い季節はジョギング、雪のある季節は水泳という感じです。主に週末にしております。ジョギングは8割程度の速力で走りますね。そうすると10 km程度でもリラックスして走れるので良いですよ。平日はラボに居る時間が多いので季節感に乏しいですが、週末のジョギングは桜が咲き出したとか紅葉が始まったとか季節の移ろいを感じながらできるので、とても好きです。おススメです!水泳は冬場以外に肩が凝った時にも行ったりします。肩の筋肉がほぐれて、結構楽になります。こちらも全力で泳ぐと息切れしてしまいますので、力を抑え気味にしてその分50 mプールの往復を泳ぎ続けるスタイルですね。

以上、自己紹介になります。お読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

それでは次のブログ担当は、順番通りで行けば、北海道大学の堀先生ですね。その前に他の運営委員の先生が記入される可能性もありますけれど。堀先生とは今年、若手の会WS世話人や本会運営などで何度もご一緒しました。北海道の冬の寒さに負けない熱い情熱で糸状菌や担子菌の研究を盛り上げていきましょう!では堀先生、よろしくお願いいたします。

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