リグニン学会(オンライン)参加の報告

京都大学の中沢(2回目)です。

糸状菌カンファレンスおよび若手の会WS開催まで、あと1週間を切りました。今年もオンラインとなってしまい残念ですが、皆さん発表準備などは出来ているでしょうか?

私は例年、糸状菌カンファレンスの直前に、もう一つ別の学会に参加しています。リグニン学会(リグニン討論会: https://www.lignin-society.jp/lignin-symposium/66/)です。規模的には糸状菌と同じくらいで、リグニン(木材の主要成分の一つ。来週のWSで少しだけ説明します)を研究対象とする様々な人が参加します。植物のリグニン生合成や構造の研究、リグニンを材料とする研究(生物・物理・化学・工学系)などに混じって、白色腐朽菌やバクテリアによるリグニン分解の研究も“そこそこ”あります。私にとっては、自身の分野外の勉強ができる貴重な機会になっています。タイトルには“参加報告”とありますが、ZOOMの写真をアップするわけにはいかないので、今回は絵的なモノが何もなくてすみません。。

このリグニン学会にも、宿泊を伴う「若手の会」がありますが、昨年・今年はもちろんオンライン開催です。今年は、こちらで「菌類遺伝学からのアプローチによるリグニン分解研究」というタイトルで、私が講演しました。現職での研究内容を中心に、45分間みっちり話しました。

さらに、来週の糸状菌・若手の会WSでも、「担子菌の研究:オリジナリティとマニアックの狭間で」というタイトルで、私が話します。若手の会WSでは、2回目の研究紹介になります。今回は、皆さんにマイナーな担子菌について知ってもらうため、自分の研究ではなく、担子菌(きのこ)一般的の説明がメインになりそうです。WS 参加者には、来週の私の発表を踏まえて、是非とも本会の担子菌研究に対して質問して欲しいと思っています。

それでは皆さん、来週はWSと本会で、お会いしましょう。

糸若運営委員ブログ

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